君はスニーカーエイジを知っているか?

君はスニーカーエイジを知っているか?~コロナ禍でも開催されているコンテスト~

スニーカーエイジって知ってる?

皆さんはスニーカーエイジってご存じでしょうか?現役の中高生や関西の軽音楽部出身の人ならご存じかもしれませんが、軽音楽部の大会なのです。

中高生の軽音楽部の皆さんはライブハウスよりも基本的には部活の大会が発表の機会になることが多いと思います。今回はそんな軽音楽部の大会の一つであるスニーカーエイジについてお話ししましょう。

スニーカーエイジってどんな大会?

学生のコンテスト形式の大会
学生のコンテスト形式の大会

軽音楽部の大会はいろいろありますが、スニーカーエイジがどんな大会なのでしょうか。その歴史と概要をお話ししましょう。

※新型コロナウイルスの影響で例年と違う点も多いのですが、今回は最新の2021年の情報をベースにお話しします。

スニーカーエイジ(We are Sneaker Ages)は正式名称『高校・中学校軽音楽系クラブコンテスト』という大会で、産経新聞社と三木楽器が主催しています。

その歴史は意外と古く、第一回の大会が行われたのは1979年のことで1991年を除き毎年開催されています。当初は近畿地区での大会しか存在せず、大会名も『近畿地区高校・中学校軽音楽系クラブコンテスト』でした。

スニーカーエイジは歴史を刻むにつれ規模が拡大し、2011年には全国区になり大会名から『近畿地区』が外れ現在の名称になりました。
2015年からは関東大会、2018年には沖縄大会、2019年には東北大会、2020年には北海道大会が、2021には東海北陸大会と中国四国大会と九州大会がスタートし、今年2021年は加えて全8地区から選出された代表校15校が競う第一回全国大会が開催される予定です。
1979年ではわずか9校だった出場校も、2020年は160校がエントリーするほどになりました。

2019年には国を超えて台湾でも国立台湾師範大学にて台湾大会【第1回】青年高級中學の部として開催されました。

スニーカーエイジの特徴

軽音部に所属するギターを弾く女子高生
軽音部に所属するギターを弾く女子高生

この大会に出場資格があるのは学校公認の軽音楽部に所属しているバンドで、各学部4~12名1チームが参加できます。特徴的なのは高校生だけでなく中学生の軽音楽部も参加できるという点で、中学生も高校生に交じってその腕を競います(2021年度は、中学生は高校生と大会が分けられており、関西地区のみ)。中学・高校の合同チーム編成での大会参加も可能です。

例年は規定曲の中から1曲と自由曲1曲を演奏、2020年と2021年は新型コロナウイルスの影響で予選を動画選考にしたため規定曲は設定されませんでした。

大会の流れ

例年であれば各地区で予選が行われ、予選を勝ち抜いたバンドによってグランプリ大会を行うという流れです。関西地区のみ規模が大きいためか予選、準決勝、グランプリ大会が行われます。

2020年は新型コロナウイルスの影響で全地区の予選は動画選考で行われ(北海道大会はグランプリ大会も配信のみ)、2021年も残念ながら全地区予選は動画選考、東北北陸大会と中国四国大会と九州大会の地区グランプリ大会も動画選考となります。2021年は初の全国大会が行われ、各地区を勝ち抜いた15組のバンドが頂点を目指します。

スニーカーエイジに参加するには

参加方法は簡単で、ホームページからエントリー用紙をダウンロードし、必要事項を記入の上実行委員会へファックスを送るだけです。受理が確認されると数時間後~翌日中に大会ホームページのエントリー校に記載があり、学校に案内等説明資料が届きます。参加に際して費用が5,500円かかります。(グランプリ大会に進んだ場合は別途5,500円がかかります)

毎年4月ごろにはスニーカエイジ公式ホームページでスケジュールなどが発表されているので、参加したい場合はチェックしてみましょう。

コロナ禍での予選規定

コロナ禍での予選は動画選考のため、演奏動画も用意する必要があります。
演奏動画の規定は、以下の通りです。

  1. 1台のビデオカメラで撮影すること
  2. 固定アングル(ズームやパンは不可)であること
  3. メンバー全員の顔(表情)が常に映っていること
  4. 音声はカメラ内蔵のマイクのみで撮影されていること
  5. 映像・音は一切加工・編集を行わないこと

開催地ごとに締切日が設定されています。

スニーカーエイジを活動の目標に

学生生活の目標を掲げる
学生生活の目標を掲げる

スニーカーエイジは歴史のある軽音楽の大会で、学校の公認があればだれでも参加することができます。元々中高生のバンドは発表の機会が比較的少なく、こういった大会は練習の成果を発表する絶好の機会です。

数々の実力のある学校が参加しているので参加するととても刺激になりますし、なにより目的をもって部活動を行うことが上達のコツです。たとえ入賞できなくとも、その経験は今後の音楽活動での糧になりますし、かけがえのない仲間との思い出を作れるでしょう。

興味があれば是非詳しく調べて参加を検討してみてください。

詳しくはスニーカーエイジ公式HP(https://www.sneakerages.jp/)でご確認ください。

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