相対音感を鍛えよう!~絶対音感との違いとトレーニング法~

相対音感を鍛えよう!~絶対音感との違いとトレーニング法~

音楽を小さなころからやってる人は絶対音感を持っていて有利!とかよく聞きますよね。

自分は最近音楽を始めたからハンデがある…なんて思っていませんか?心配することなかれ、相対音感を鍛えれば大丈夫です!今回は相対音感と絶対音感についてお話ししましょう!

相対的と絶対的って?

相対音感と絶対音感のお話をする前に、相対的と絶対的という言葉のお話をしましょう。

簡単に言うと、他と比べるのが相対的、他と比べないのが絶対的ということです。

例えば1年生のA君はあるテストで85点、2年生のB君はテストで60点を取ったとしましょう。

点数だけで判断すると、A君の成績は良い成績でB君はイマイチな成績ですよね。これは比較対象の存在しない絶対的な評価になります。

ところが、A君の受けた1年のテストの平均点が90点、B君の受けたテストの平均点が40点としたらどうでしょうか。途端にA君は一見いい点数だけど平均点に届いていないよくない点数、B君は60点だけど平均を大きく超えたいい点数ということになります。これが相対的な評価です。

絶対音感って?

それでは絶対音感のお話ですが、これはある音を聞いたときにその音がどの音なのかを正確に理解できる能力のことです。絶対音感を持っているとどういうことができるのでしょうか?

色んな音を音階で認識できる!

絶対音感を持っていると、曲や楽器などの音だけではなくすべての音を音階で認識することができます。どういうことかというと、車の走る音やドアが閉まる音など様々な生活音もドレミに当てはめて認識できるということです。

なんの役に立つの?

絶対音感は音楽の分野で非常に有利な能力です。音を正確に把握できれば、どの音をどう出せばいいのかわかりやすいので、曲を覚えやすかったり演奏が上達しやすかったりします。音符を見ると音が脳内再生されるので楽譜を高速で読めたりします。

またなんとなく口ずさんでメロディーを楽譜に起こしたり、作曲のするときにも役に立ったりします。音楽関係では本当に便利な能力です。

絶対音感で困ること

絶対音感を持っている人が良く言うには、いろんな音が音階に変換されるので日常音でも気になっちゃうこともあるそうです。うるさいとこならなおさらのようです。

また音が正確に把握できるがゆえに、音のズレがすごく気になったりするみたいです。音程があっていないカラオケや、チューニングがずれた楽器がいちいち気になるのはちょっとしんどそうですね。

絶対音感は後から鍛えられない

音楽において非常に便利な能力なので、音楽をやってる人間としては欲しい能力ですよね。ですが残念なことに、絶対音感は小さなころに訓練をしていなければ習得できないといわれています。大きくなってから、どんなに頑張っても絶対音感を得ることはできないのです。

そこで相対音感の出番です!

相対音感って?

絶対音感は聞いたことがあっても、相対音感はあまり聞いたことがないと思います。

 相対音感というのは、相対的に音を判断する能力のことです。相対音感があればどういうことができるのでしょうか。

音を正確に聞き分けられる!

相対音感を鍛えると、2つの音のどちらが高いか低いかや、どのくらい離れているを正確に認識することができます。

つまり、基準の音が分かれば、その音をもとに指示された音を探し当てることができます。例えばドの音を聞いたら、ファの音は4つ上の音とわかる、という感じですね。

基準音から音を探し当てたりする能力も音楽の仕事をするうえで非常に役に立つ能力です。

相対音感は後からでも鍛えられる!

子供のころから訓練しないと鍛えられない絶対音感とは違い、相対音感は大人になってからでも鍛えることができます。 

音を聞き分ける能力は誰しもがある程度持っている能力です。訓練をすることによって向上するのでしっかりと鍛えるとお得です。

相対音感はどうやって鍛えるの?

便利なのはわかったけどどうすれば鍛えられるのかが謎ですよね。いくつかの訓練法をお話ししましょう。

楽譜を見ながら歌ってみよう!

楽譜が読めるなら、楽譜を見ながら基準音だけ音を鳴らしてその曲を歌ってみてください

基準音が必要なので、ピアノやキーボードを弾きながらやってみましょう。ない人はパソコンやスマホアプリで探してみてください。

これは楽譜を見て音程やリズムを正確にアウトプットできるようになる訓練で視唱といわれる訓練です。この訓練を積めば音程やリズムを正確に感じれるようになります。

耳コピで楽譜を作ってみよう!

これは楽譜から音を読み取る訓練の逆で、音から音階を読み取り楽譜におこす訓練です。

といってもいきなりは難しいので、まずは単音を鳴らして五線紙に書いてみましょう。単音が慣れてきたら、次は和音(ドミソとか複数の音が同時になる音のこと)とリズムなど段階を進めていきましょう。

これは聴音という訓練で、音の高低や和音を聞き分けれるようになってきます

初見奏をしてみよう!

初見奏とは知らない曲を、楽譜だけを見て演奏してみることです。

注意点としては間違えても引き直さずに1曲引ききること、手元を見ずに楽譜だけを見て引くことを意識してみてください。

最初はうまく引けませんが気にしてはいけません。数がものをいうので、どんどん違う曲を初見で演奏していきましょう

相対音感のほうが実用的?

いかがでしたでしょうか。今回は絶対音感と相対音感についてお話しました。
相対音感という言葉は浸透していないうえに、絶対音感のほうが日本では凄そうという風潮があります。

確かに絶対音感はすごい能力なのですが、絶対音感だけではどの音が鳴っているのかがわかっても、音差がわからなかあったりするとあまり意味がありません。

しっかりと訓練や理論を学んで身に着けた相対音感こそ実践的な能力だと思うので、皆さんもぜひ身に着けてみてください。

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