ライブのステージ衣装ってどうするの?
バンド活動の醍醐味といえばライブイベントですよね。セットリストやステージパフォーマンスなど考えることはいろいろありますが、意外とお悩みなのがライブ衣装ではないでしょうか。
どういう衣装にしたらいいかわからない、センスがないのでかっこいい衣装が選べないなど、結局普段着で演奏…なんてことも。今回はライブのステージ衣装について紹介します。
目次
どうしてステージ衣装が必要なの?
そもそもどうしてステージ衣装が必要なのでしょうか。中には「見た目じゃなくて音楽で勝負している」「ビジュアルに注力するのはチャラくて何となく嫌」「こだわってもそんなに変わらないでしょ」なんて思っているバンドマンもいると思いますが、これは非常にもったいない考えです。
ステージ衣装もバンドの顔
ライブに来るお客さんはあなたの音楽だけを聴きに来ているわけではありません。音楽だけでいいなら、音源を聞けばいいだけです。
ライブではファンはあなたの一挙手一投足に注目し、もちろんファッションにも注目しています。ライブは視覚的なエンターテイメントでもあるわけです。バンドの音楽にあった、あなたの個性を十二分に発揮できる衣装があれば最強だと思いませんか?ステージ衣装にこだわるのもいいライブを作るために必要な要素なのです。
見た目で損することを避けられる
あなたも「このバンド曲はいいのになんだかノリきれない」「あのバンド演奏うまいのに雰囲気がないよね」なんてことを思ったことはないでしょうか。その場合十中八九ステージ衣装などの外見が影響しています。
音楽はイケてるのに、ファッションが野暮ったくそぐわないせいであなたのバンドの音楽活動にもマイナスの影響を及ぼすことがあります。こんなことで損をするのは非常にもったいないので、身なりを整えてステージに立ったほうがいいでしょう。そのためのステージ衣装なのです。
どのように衣装を決めればいいの?
ステージ衣装の重要性はなんとなくわかってもらえたと思います。でも「ファッションはよくわからない」「結局どうやって決めればいいの?」などお悩みもあると思います。どうやって決めればいいかご紹介しましょう。
コンセプトを考えよう
まず初めにバンドのコンセプトを考えてみましょう。王道ロックなのか、ハードロックなのか、パンク系なのか、ポップバンドなのか。それによってイメージも異なりますし、選ぶ衣装も異なります。例えば王道ロックなら革ジャンスタイル、パンクならチェーンやダメージジーンズなどのファッションをするバンドもいます。
一般的に見た目と演奏する音楽が一致しているほうが受け入れられやすいのですが、あえてギャップ狙いで違う系統の衣装をするというテクニックもあります。(アメリカのロックバンドのKISSは見た目の奇抜さとは裏腹にシンプルなロックミュージックでしたし、日本のロックバンドに可愛いメイド衣装なのにハードロックというBAND-MAIDというバンドもいます。)
このようにバンドのテーマやコンセプトを中心に衣装を考えてみるといいと思います。
衣装を統一してみる
ステージ衣装の考え方の一つとして、全員スーツなど衣装を統一するという方法があります。
これは特にライブハウスなどで効果的で、狭いステージ上でみな同じ衣装だと統一感があり、さらに一体感が生まれます。ぱっと見て「このバンドはこういう感じなんだな」というイメージがわきやすく、観客に覚えてもらいやすいという効果があります。
衣装を統一した上で、小物で個性を出すのもいいですし、衣装のテーマの身を統一してメンバー間で被らないようにしてみいいのでいろいろ試してみましょう。
あえてバラバラの衣装にしてみる
先ほどとは逆に、メンバー間で衣装をバラバラにしてみるという手法もあります。これは全体の統一感よりもバンドメンバーそれぞれの個性を強調したいときに有効で、その人=その衣装というイメージがついたりします。
ただしあまりにもメンバー間でちぐはぐだとまとまりがないように見えるので、少し難しいです。
好きなバンドに学んでみよう
具体的にどうすればいいかわからないときは、自分たちの音楽性に似ていて売れているバンドや、好きなバンドなどがどういうステージ衣装をしているか参考にしてみるといいでしょう。
もともとファッションセンスなんてまねていくうえで養われていくものですし、無理に背伸びしてちぐはぐなダサい格好になってしまうよりは、王道やほかのバンドのマネっぽくなってしまってもいいと思います。
衣装選びに気を付けることって?
最後に衣装選びの上で気を付けるポイントをいくつかお話ししましょう。
シルエットに気を付けよう
細部にこだわるのもいいのですが、ステージ衣装は観客から見てその細部まではわかりづらいことが多いです。
ステージ上で動きながら演奏しているので、どちらかというと重要になってくるのはそのシルエットでしょう。
演奏やパフォーマンスの内容に沿って考えよう
当然のこと演奏するうえで演奏しにくい服装はNGです。衣装にこだわって演奏に支障が出ては本末転倒なので、演奏しやすい恰好を念頭に置いておきましょう。
またステージパフォーマンスなどで大きく動きがある場合はフードや大き目のカーディガンなど動きが大きく見えやすい服なども動きが強調されていいと思います。
エチケットを守ろう
どういう方向性のバンドかにもよりますが、露出が多かったりセックスアピールが過剰であると一部の観客には不快感を与える可能性がありますし、演奏に集中してもらえなかったりします。
最低限下着は見えないようにするなどのエチケットを守った衣装を心がけると余計なトラブルやストレスを生まずに済みます。
見た目も「イケてる」バンドになるために
いかがでしたでしょうか。今回はバンドのステージ衣装についてお話ししました。
音楽の内容にルックスは関係ないという意見もごもっともですが、同じ内容であれば身なりが整っているほうがより好ましいというのもホンネのところだと思います。
身なりが整っているというのは決して容姿の話ではなく、バンドや音楽のコンセプト亜テーマを最大限に発揮できているかというところにあります。ライブは視覚効果も含めた総合芸術だと思います。
先にも書きましたがルックスで損をするのも非常にもったいないですし、ライブ衣装をしっかり決めることによってメリハリも出ていいことが多いと思います。ぜひ参考にしてみてください。