スポーツ観戦で盛り上がる『チャント』とは?

スポーツ観戦で盛り上がる『チャント』とは?『チャント』を覚えてサッカーW杯を応援しよう!

毎晩遅くまでFIFAワールドカップ カタール2022を観戦している方も多いのではないでしょうか?

そして現地まで観戦に行く方もパブリックビューイングやスポーツバーまたは仲間達と家で応援している方も、皆さん『チャント』を歌ったり、手拍子などして応援しているのではないでしょうか?

今回は『チャント』についてご紹介します。

チャントとは?

チャントで熱狂するサポーターたち
チャントで熱狂するサポーターたち

チャント(英語:chant、ラテン語:cantus)という言葉は、9世紀から14世紀にかけてフランス北部を中心に使われていた古フランス語に由来するそうです。

祈りの様式のひとつとして、音を組み合わせた節を、等しい間隔で打たれるリズムに乗せて声を出す様子を指したのが語源になっていて、日本語では詠唱、詠和、唱和というように訳されることが多いようです。

サッカーなどスポーツで使われている一定のリズムに乗せて太鼓などを叩きながら歌う応援歌もチャントと呼ばれますし、チアリーディングで反復して声を出す掛け声や、フラで使われているハワイアン・チャント、ハワイ語でメレ(mele)も同じくチャントです。

サッカー観戦でチャントを楽しむ

スタジアムでサッカー観戦するサポーターたち
スタジアムでサッカー観戦するサポーターたち

サッカーは試合そのものや選手によるスーパープレーはもちろんですが、両チームサポーターの応援も魅力のひとつになっています。

スタジアムに観戦に行っても、テレビで観戦していても、サポーターによる応援歌が聴こえてきます。

大事な試合ほど声も大きくなり、優勝を掛けた試合やジャイアントキリングを起こしそうな試合では全観客を巻き込み、チャントで盛り上がります。

チャントは単調な節の組み合わせで構成されているため、現場でも聴きながら真似をして一緒に応援に参加する事ができます。

しかし、歌というより掛け声に近く、大声でチャントしているため、『何を言ってるの?』という方もいらっしゃるかと思いますので、応援するチームのチャントをYouTubeなどで聴いてから観戦するとさらに楽しむことができます。

日本代表のチャント 5選

1. バモ!ニッポン

【チャント】

【原曲】

原曲は『ポップ・ゴーズ・ザ・ワールド(Pop Goes the World)』

カナダのロックバンドメン・ウィズアウト・ハッツ(Men Without Hats)が1987年にマーキュリーレコード(Mercury Records)からリリースしたアルバムのタイトルにもなっていてアメリカでトップ20にも入った曲です。

曲中はイントロからずっとサッカーファンなら聴き慣れたメロディーが流れ続けます。

アルゼンチン、ブラジル、パラグアイなどの国でも同曲をチャントで使用しています。

2. アイーダ(凱旋進行曲)

【チャント】

【原曲】

原曲はオペラ(歌劇)『アイーダ』より『凱旋進行曲』

イタリアの作曲家ジュゼッペ・ヴェルディ(Giuseppe Verdi)が1871年にオペラ『アイーダ』をカイロで初演し全4幕の中、第2幕第2場で『凱旋進行曲』が演奏されます。

この曲のために普通のトランペットとは違い主管がまっすぐなアイーダ・トランペットを開発したという逸話もあります。

3. エンターテイナー

【チャント】

【原曲】

https://youtu.be/w5W-aPWACRY

原曲は『ジ・エンターテイナー(The Entertainer)』

アメリカの作曲家でありピアニストのスコット・ジョプリン(Scott Joplin)が1902年に作曲したラグタイム曲です。

4. ニッポン オーレ

【チャント】

この曲の原曲は調べたのですが見当たらず。

もし情報があれば教えてください。

5. 勝利の笑みを 君と

【チャント】

https://youtu.be/gzMMXrogdt8

【原曲】

Mr.Childrenのボーカル桜井和寿とラッパーGAKU-MCのユニット、ウカスカジーの『勝利の笑みを 君と』を2014年5月20日に発売。この曲は日本サッカー協会公認サッカー日本代表応援ソング。

メインメロディーをチャントとして繰り返し歌います。

野球界でもチャントが話題に

野球もチャントで熱狂
野球もチャントで熱狂

メジャーリーグでの大谷翔平選手の活躍はほぼ毎日報道され、テレビなどメディアで見ない日はないほどの人気です。
そんな大谷選手が2023年7月8日(現地時間)前半戦最後ドジャースとの試合で第4打席に32号2ランホームランを放ち、敵地にも関わらずドジャースのファンから『WE WANT SHOHEI(俺たちは翔平が欲しい)』『Future DODER(未来のドジャース)』といった異例のチャントが起きました。

コロナウイルスによる影響

2020年コロナウイルスが蔓延により感染リスクがあるため、スポーツ会場ではチャントなど声を出す応援を禁止されました。私自身もコロナ禍でサッカー観戦に行きましたし、コロナ対策により声を出す応援を禁止されていましたが、やはり会場の雰囲気を盛り上げるために、チャントは必要だと感じています。

最近は少しずつ緩和されてきていますが、何も気にせずサポーター全員で全力のチャントで応援できる日が来てほしいですね。

今回は『チャント』について紹介させていただきました。

サッカー日本代表がW杯決勝トーナメントで活躍してくれる事を期待しています。

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