みなさんはカラオケが好きでしょうか?
家族や友人、同僚、はたまた近所の方々とカラオケに行く方も多いです。さらに飲み会や集会などの二次会にカラオケは鉄板ですよね。
そんなときに歌を上手く歌えるととても盛り上がり、何よりかっこいいです。上手なカラオケ仲間がいらっしゃる方は、私もこんな風に歌ってみたいなと少し羨ましく思う方もいるかもしれません。
そこで今回は「カラオケが上手く歌えるコツ」についてお話していきます!実はちょっとしたことに気をつかうだけで、歌いやすくなる方法があります。また、日頃からかんたんにできる練習方法もご紹介します。
目次
歌が上手い人の特徴
そもそも歌が上手い人とそうではない人の違いとはどこにあるのでしょうか?歌が上手くなる第一歩は自分ができていない部分を把握することが大切です。
具体的に上手い人の特徴を理解して、自分に足りない部分を補いましょう。
発声・音程・リズムがカギ
歌が上手い人にはさまざまな要素があります。その中でも「発声・音程・リズム」が最大のカギになります。他にも抑揚や表現力などの要素もありますが、この三大要素は歌が上手い人の基礎部分になります。
極端な話「芯のあるハッキリした声で、音を外さずメロディーに合わせて歌う」ことができれば、ある程度誰でも上手く聞こえます。しかし、この要素が1つでも欠けてしまうと、なかなか上手く聞こえません。
自分なりのアレンジができる
前述した「発声・音程・リズム」の他に感情表現をするためのテクニックがあります。これはよくカラオケの採点項目にもある「ビブラート・しゃくり・こぶし・フォール」のことで、しっかりと歌えるようになった次のステップアップ地点になります。
このテクニックは焦らなくても、正しい発声を習得していれば練習を重ねるうちにコツを掴めるようになります。
むしろ発声がおろそかになり無理な声の出し方をしていると、テクニックの習得がなかなかできない上に、喉を痛めてしまう可能性も考えられます。
焦らず基礎をしっかりと身に付けてから挑戦するようにしましょうね。
とは言っても「発声・音程・リズム」は1回練習して、すぐできるようになることではないです。そこで次は歌うときにやっておくとよいひと工夫をお伝えします。
歌う前の準備
歌うとどれくらいのカロリーを消費するかご存じでしょうか?曲の長さや音程によって変化しますが、平均15kcal程度、消費が多い曲では30kcalを超えることもあります。15kcalの消費量はウォーキング5分間と同程度、30kcalの消費はなんとジョギング5分間と変わらないのです!
歌うことは一種の運動といっても過言ではありません。運動の前には準備が必要ですよね。歌う前も例外ではないのです。いくつかやってみると効果が出る準備をご紹介します。
身体や口まわりをほぐす
準備運動で大切なのは「ストレッチ」です。歌う前も欠かさず体をほぐしましょう。体の無駄な力が抜けて、発声がしやすくなります。
といっても、カラオケでいきなり全身の準備体操を始めたら、周りの方は驚いてしまうかもしれませんね。その場合はせめて上半身または口まわりだけでもほぐしましょう。
ストレッチ
特に上半身のストレッチは大切です。首や肩をまわしたり、腕を組んで筋を伸ばしたり、上半身がほんのり温かくなるくらいほぐせるのが理想です。
また、猫背や巻き肩の肩は胸まわりと背中も固まっていることも多いので、その部分を伸ばしたり手で軽く擦るようにマッサージしてみましょう。
リップロール・タングトリル
口まわりのストレッチはリップロールやタングトリルがおすすめです。リップロールはリップ(唇)を、タングトリルはタング(舌)を息をぶつけて震わせる方法です。
唇も舌も力が入っていると息をぶつけても震えさせることができないので、無駄な力を入れない練習になります。加えて、一定量の息を長く吐き続けなければいけないので、ロングトーンのトレーニングも合わせてできます。
発声
いきなり声を出すよりも、予め声を出す準備をすることも大切です。いきなり大声を出すと喉がビックリしてしまい、最悪痛めてしまう可能性があります。また、今日の喉の調子をチェックすることもできます。
「あーあー」と声を出したときに喉に違和感はないかを確認してみてください。
喉を乾燥させない
歌う前や他の方が歌っているときに大切なのが「喉を乾燥させない」ことです。
声は吐く息で声帯という2枚の膜を震わせて、ぶつかり合わせることで生じます。もし声帯が乾燥していて、その2枚をぶつかり合わせたらどうなるでしょうか。必要以上の摩擦で擦れることになるのがおわかりいただけると思います。
また、声をだすために声帯はある程度湿っている必要があります。喉が乾いているときに、カサカサとした擦れ声が出た経験もあるのではないでしょうか。これは声帯の湿度が十分ではなかったことが原因です。
のどスプレーや飴を使う
のどスプレーや飴で喉を潤してみましょう。既に何曲か歌って喉が枯れ始めているときにもおすすめです。のどスプレーには殺菌効果メインのものと消炎作用メインのものがありますので、この場合は消炎作用メインのものを選ぶとさらによいです。
どれがいいのかわからないときは、のどの枯れや乾燥に効くのどスプレーがほしいとお店で伝えてみましょう。
飴はあまり大きすぎると歌いにくくなるので、小さめの飴やタブレットのような口の中にいても違和感のないものを選ぶのがおすすめです。
飲み物を飲む
喉を潤す方法として、定期的に飲み物を飲むのもよいです。例えば、緑茶やレモンティーのようなものは殺菌効果があるので、喉の雑菌対策にもなります。さらに牛乳もおすすめです。牛乳に含まれる油分は喉の滑りを良くしてくれるので、喉の摩擦を軽減してくれます。
一方、炭酸のような刺激の強い飲み物やコーヒーのようなカフェインが多く含まれる飲み物は喉を乾燥させやすいので、あまりおすすめできません。
カラオケボックスは個室で、空調の巡りも良いので部屋全体が乾燥しやすい環境になっています。わざわざ加湿器を持って行くのは大変ですし、部屋の湿度を上げることはなかなか難しいです。自分の喉を常に潤すように意識するようにしましょう。
歌っているときの注意点
歌っているちょっとした工夫でも声が通るようになり、上手く歌えるようになります。
そのちょっとした工夫についてご紹介していきます。
マイクの位置・持ち方
意外と盲点なのがマイクの持ち方です。カラオケではマイクは必須アイテムですが、せっかく声を出しているのに、マイクが声を拾ってくれていないことがあります。
マイクは性質上「音を拾う部分から垂直に入ってきた音」をよく拾います。そのためマイクの口を斜めにしたり、曲がって持つとせっかくの歌声を全て拾いきれません。
特にマイクが口の「下」にある位置している方が多いです。マイクは気持ち持ち上げて横向きに近く、自分の顔と垂直に持つようにしましょう。
呼吸の仕方
歌うときはお腹で呼吸をする「腹式呼吸」がとても重要になります。歌っているとき肩や胸が上下して歌っていませんか?その動きは「喉」で歌ってしまっている証拠です。喉で歌うと必要以上に力が入り、疲れやすくなってしまいます。また、音程のコントロールがしにくいです。
吸うときは肩や胸に力を入れず、お腹の中いっぱいに空気を溜めるイメージをしましょう。そして、吐き出すときは腹筋を使って、お腹に溜まった空気を押しだす感覚です。意識をお腹に持って行けるようになると、肩や胸が動くことはなくなります。
ぜひ意識して呼吸してみましょう。
姿勢
歌っているときの人間の体は立派なひとつの「楽器」です。リコーダーやトランペット、フルートなどを想像していただくとわかりやすいですが、形や大きさは違えど1本の真っ直ぐな筒型をしていますね。どこかで筒が潰れていることはありません。
人間も同じで姿勢が悪いとお腹から出た息が喉まで真っ直ぐに届くことができません。息がしっかりと吐けないと、声が出にくくなってしまいます。
自分の体は楽器なんだということを感じながら姿勢よく歌ってみましょう。
自分でできる練習法
歌自体の技術的なお話は前述した通りです。技術的な面は今日すぐにパワーアップすることは難しいですが、毎日の何気ない積み重ねが上達させてくれます。
普段の生活に取り入れやすい歌上達方法をご紹介します。
曲をよく聞く
上手く歌うためにはまず曲を「よく聞く」ように心がけましょう。じっくり効かなくても大丈夫です。休憩時間やお風呂で、あるいは作業のBGMとして聞いているのでも構いません。
聞けば聞くほどメロディーや歌詞だけでなく、曲の盛り上がりやアクセントをつける部分、ブレス(息継ぎ)のタイミングなど、気づけなかった部分が聞こえてくるようになります。
日頃から声を出す
運動もいきなり動かすと筋肉痛になります。歌も同じでいきなりたくさん歌うと喉が疲れてしまいます。
そのため、日頃から声を出すようにしてみましょう。お風呂の中、車の中、部屋の中など、自分が声の出せる状況であればどこでもOKです。
また、カラオケ並みの音量を出せる場所が理想ですが、もし難しいときは鼻歌程度でも大丈夫です。
自分の声を録音してみる
意外と自分の声って聞いたことないですよね。普段聞いている自分の声は正確には「本当の声」ではありません。自分の声は頭蓋骨などを通って伝わった音なので、他人が聞いている声と違います。
自分の歌声を録音して聞いてみると、思いがけない発見があったりします。曲の特定の部分で音を外している、声が思ったより擦れている…など改善点に気づくことができるでしょう。
上手く歌えるとカラオケが楽しくなる!みんなで盛り上がろう!
いかがでしたでしょうか?
カラオケでうまく歌えるコツをご紹介してきました。すぐに試せる内容もたくさんありましたので、カラオケに行ったときにはぜひトライしてみてくださいね。
よりカラオケライフがよりよいものになりますように、たくさん楽しんでください!