ライブイベントに出演するけど、初めて出演する場合などは楽屋をどう使えばいいかわかりませんよね。意外と気を付けるポイントも多く、知らず知らずのうちに周りに迷惑をかける、なんてことは避けたいと思います。
今回はライブハウスの楽屋の使い方についてお話ししましょう。
目次
ライブハウスには楽屋がある
たいていのライブハウスには楽屋(または控室)またはそれにあたるスペースが用意されています。
広さはまちまちですが、大体は一室を出演するバンドで共同利用するという形になると思います。個別に部屋を用意されている場合はほとんどありませんので、楽屋が一室で共同利用の場合をお話していきます。
楽屋は荷物置き場!
楽屋と聞くと出演バンドが待機しておく場所と普通考えるかもしれませんが、基本的に楽屋は楽器など演奏に必要な荷物置き場です。
リハーサル終了後は楽屋に楽器を運び入れるのですが、共用であることを考えて入口に付近には置かず、できるだけまとめてコンパクトに置きましょう。編成次第で大荷物になってしまう場合は事前にライブハウス側に相談しておきましょう。
楽器を運び終えたならそこにとどまらず速やかに退室を心がけましょう。
本番前になったら楽屋に入ろう!
先ほど楽屋は荷物置き場と言いましたが、例外的に本番前のバンド(次にステージに出演するのバンド)は控室で待機しておきましょう。慣れないうちはなるべく早めに向かいましょう。
楽器のチューニングや機材の準備、衣装や髪形など身だしなみのチェックを入念に行い、出番が来たらすぐに楽器を移動させてステージ準備ができる状態にしておきましょう。
楽屋の使用で気を付けることって?
流れは大体わかったと思いますが、ほかにも気を付けることがいくつかあります。
楽屋では絶対にタバコは吸わない!
最近はタバコを吸わないバンドマンも増えてきましたが、バンドマンの喫煙率は結構高くボーカル以外は本番前にリラックスのために煙草を吸う人もしばしばいます。
ですが禁煙と書かれていなくても控室でタバコを吸うことはやめましょう。理由としては吸っている人でなくても副流煙で喉を痛める可能性もあり、自分のバンドのボーカルにもほかのバンドのボーカルにも迷惑をかけてしまうかもしれません。どうしても吸いたい場合は喫煙所で吸うのがマナーです。
鏡の前に荷物を置くのはやめよう!
楽屋には鏡があり、衣装や髪形などの身だしなみチェックができます。基本的にはどのバンドも本番前にはそういったチェックをすると思うので、鏡の前のスペースは確保しておく必要があります。鏡の前に荷物を置いて邪魔になるようなことは避けましょう。
楽屋でしっかり挨拶をしよう!
転換の時間になると出演バンドが引き上げてきて本番前のバンドと入れ替わります。この時しっかりとあいさつを交わすのがマナーで、本番前のバンドは「お疲れ様でした」「いってきます」や、引き揚げてきたバンドは「お先でした」「頑張ってください」などのあいさつを交わすのが一般的です。
こうした何気ないコミュニケーションで仲良くなることもありますし、ステージの様子なども簡単に聞いたりなどできるので挨拶はしっかりしておくほうがお得です。
マナーを守って気持ちのいいライブを
いかがでしたでしょうか。今回はライブハウスの楽屋の使い方についてお話ししました。
どれもマナーの範疇ですが意識していないと知らずのうち破ってしまい、主催側やほかの出演バンドに迷惑かけたりや不快感を与えてしまうかもしれません。
ライブイベントの出演者の一員になるからには、主催者側からは呼んでよかった、ほかの出演者からは共演できてよかったと思えるように気持ちのいい関係を築きたいものですよね。ぜひ参考にしてみてください。