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2021年話題になった音声配信アプリ
2021年アメリカからオーディオアプリの一つ、音声配信SNS「Clubhouse」がやってきた。
Clubhouseはアメリカの西海岸サンフランシスコのベンチャー企業「Alpha Exploration」が2020年3月に公開した音声配信SNS。
サービス内容としては音声チャットですが、誰でもオーディエンスとしてルームに参加し会話を聴くことができます。
そして参加中のルーム内でモデレーターが許可をすれば、スピーカーとしても参加することができるので、ルーム内で質問やオーディエンスに対し発信することもできます。
日本では2021年1月から広がり芸能人や著名経営者がこぞって参加し爆発的話題になり注目されていたが数ヶ月で急激に参加者が減りました。
と、ここでオーディオアプリの流行りが去ったと終わらせてはいけません。
国内でも音声系アプリが過熱
日本ではホリエモンこと堀江貴文さんが手がける「ZATSUDAN」が2021年4月にサービス開始。
企業家や政治家や専門家などプロフェッショナルが雑談する、現場で生まれる貴重な会話やアイデアを聴くことができます。
海外では大企業の参加が目立つ
昨年からTwitterがテストをしていた「Spaces」が2021年5月よりサービスを開始。
Clubhouseのように自由にSpaceを作り誰がスピーカーを決め発信することができます。そしてTwitter上でツイートするなどしてオーディエンスを集めるというTwitterならではの使い方ができて便利です。Space内でツイートの共有する機能もあり、例えば「この話題について話そう」という投稿に画像や動画を添付することもできます。
参考記事 https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00160/050700240/
ついに音楽ストリーミングサービスも音声配信に参入
2021年6月16日Spotifyがライブオーディオアプリ「Greenroom」の提供を開始。Clubhouseと同じくSpotifyユーザーがルームを作り発信したり、ルームに参加し会話を聴いたりできます。そして、そんな中で生まれた貴重な会話をポッドキャストに変え配信することもできるアプリです。
Facebook(Live Audio Rooms)やReddit(Reddit Talk)など音声SNSをはじめオーディオアプリは参入が相次いでいる。
音楽業界の常識を激変させるか?
かなり長々と現在話題のオーディオアプリについて書いてしまいましたが本題はここからです。
これから音楽業界にも常識が激変するようなサービスが流行すると考えています。そして激変するサービスは国内ですでに存在しています。
音で繋がるオンライン演奏アプリ「SYNCROOM」
YAMAHAの「SYNCROOM」はご存知でしょうか?
広告のように書いていますが、一切金銭をいただいていません(汗)
というか、担当者も知らないので誰か紹介していただけないでしょうか?
課題を解決する仕組み
通常ネットワークを通じて会話などをすると必ず音に「遅れ」が発生してしまいます。LINEなどでジャンケンをすると「ポン」のタイミングが上手く合わないのが「遅れ」です。
SYNCROOMはこの「遅れ」を改善し、遠く離れた人とストレスのないセッション(演奏)を楽しむことができるアプリです。
実はYAMAHAのネットワーク上で遠隔セッションをするというプロジェクトは15年以上前からあるプロジェクトです。
#ありがとうNETDUETTO
https://syncroom.yamaha.com/nd/
公開と非公開を選択できる
このSYNCROOMの使い方は別途紹介させていただきますが、まずSYNCROOMのプレイヤーズサイトを開くとたくさんのルームが存在します。このルーム内でバンドの練習やセッションを楽しむことができます。またルームは「公開」「非公開」を設定することができるので、公開にして遠隔でのセッションを他のユーザーに聴いてもらうことができるのです。
だだひとつYAMAHAだけ?得意な技術を集結
このサービス画期的じゃないでしょうか?
ピアノなどYAMAHAは楽器で有名ですが、実はネットワークの技術も世界レベル。
つまりYAMAHAの2つの世界レベルの要素がドッキングしたアプリなのです。
インターネット回線が5Gになったイマでも全てのネットワークが5Gではなく、ネットワーク内の「遅れ」は課題として残ったままです。
この課題を解決している一般的なアプリはYAMAHAのSYNCROOMだけなのです。
音声配信アプリが奇跡を起こす
少し話を戻しますが、Clubhouseで起こっている嘘のような本当「投資家ジム・ロジャーズに聞きたいことを聞く」というサチン・チョードリーのルームに参加し聴いていたら本物のジム・ロジャーズが喋ってた。
音楽家にジム・ロジャーズ?って話ですが、世界3大投資家のひとりです。
アメリカのライブハウスで起こる日常
20年ほど前ですが、サンフランシスコに留学していた友人が
「ある日サンフランシスコ内のライブハウスに遊びに行った時、ブッキングライブのような普通の日に、飲んで楽しくライブを観ていたらメタリカのカーク・ハメットがライブに参加してきて、、、」
友人
という体験をしたそうです。
音楽でも奇跡を起こせるか?
この話を聞き、これからの音楽業界を妄想してみました。
SYNCROOM内でテーマを決めルームを作成します。
「エリック・クラプトンのカバー」これで「公開」状態にした上でセッションを開始しオーディエンスを増やします。
オーディエンスは誰でも許可を取れればセッションに参加できるようにしましょう。
世界中のエリック・クラプトンファンに聴いてもらうため、みんなでSNSで公開URLを発信し続けます。
ある日、エリック・クラプトンが噂を聞いてSYNCROOMをダウンロードしセッションの許可を求めてきたらどうなるでしょうか?
「愛しのレイラ(Layla)」をエリック・クラプトンとセッションできる妄想はできたでしょうか?
あくまで妄想ですが、この未来本当にくると思っています。
日本が音楽業界をリードする
大変失礼な話ですが、YAMAHAのSYNCROOMが公開されたのは2020年6月のこと。
1年が経過しいまだムーブメントは起こせていないと思っています。
ただ、この分野で日本の音楽業界がリードできるチャンスだとも考えています。
5Gが普及または6Gになる頃にはリアルタイム通信は当たり前になっている。
だからそれまでに新しい音楽の未来を作りたい。
サブスクリプションの配信などすべて後手になった日本の音楽業界をイマここで!
YAMAHAの担当者様、ぜひSYNCROOMをもっと世の中に!
さあ、立ち上がれ日本。
旋風を巻き起こせYAMAHA。