バンドマンにおすすめのインフラエンジニア

バンドマンこそ正社員~プロを目指すならインフラエンジニアがおすすめ!~

皆さんはバンドを始めたのはいつのころからでしょうか。プロを志し中学や高校、大学から始める方もいらっしゃると思います。

そして社会人になるときはやってきます。すぐにプロとして食っていければ万々歳ですが、なかなかそんな人ばかりではないのも現実です。

そうなると生活のために働かなければなりません。そのようなときにどういう働き方がいいのか悩みますよね。

今回は社会人バンドマンと仕事について、おすすめの職業の一つであるエンジニアを紹介します。

仕事はバンド活動の障害?

バンドのライブ風景
バンドのライブ風景

社会人バンドマンの声を聴いていると、「仕事が忙しくて音楽活動ができない」という意見をよく耳にします。確かに学生のころと違い音楽にかけることのできる時間は少なくなり、今まで通りの音楽活動ができなくなるのは多くのバンドマンにとって真実です。

そのため社会人でプロを目指そうとするバンドマンの多くが、時間的に融通の利きやすいアルバイトや派遣社員で日々を食いつなぎながら売れるのを待ち、メジャーバンドが「売れない頃は(経済的に)苦労した」なんて振り返るのも珍しくありません。

バンドマンこそ正社員がいい?!

半ばそういった考えが浸透しているのですが、私は本気でプロを目指すなら正社員として働くべきだと思います。その理由をお答えしましょう。

結局働いている時間は正社員のほうが短い

「正社員になると時間の融通が利かなくなるのでバンドマンには向いていない!」という意見をよく耳にします。

確かに就業時間や休日が固定だったりと、シフトを自由に決めることができるアルバイトなどとは違い融通は利きにくいのは確かです。

しかし正社員の大きなメリットの一つとして、アルバイトより福利厚生と給料がしっかりしています給料が高いということは、同じ給料をもらうために働く時間は正社員のほうが少なくて済むということを意味しています。

さらに「正社員がまとまった休みが取れない!」というのも完全な誤解です。所定の休日と祝日はしっかり休みな上、有給休暇を年に10日もらうことができます。有休を駆使すれば遠征をすることは決して不可能ではないのです。

ネットやソーシャルメディアの普及に伴って個人で時間をかけずにプロモーションできる時代なので、計画をしっかり立てスマートに時間を使えば正社員で働きながらプロを目指しての音楽活動は決して絵空事ではないことをよく覚えておいてください。

音楽がダメだった時の保険になる

音楽のプロを目指す誰しもが「音楽で食っていくんだ!」という不退転の覚悟をお持ちかと思います。

ですが現実問題誰しもがプロになれるわけではありません。夢叶わず他の仕事で生計を立てなければならなくなる瞬間というのは大多数のバンドマンにとって訪れるものです。

そうなったときに正社員としてのキャリアがあるのか、アルバイトや派遣しかしてこなかったのかで正直なところ生活の安定度は全く違います。その時になってから初めて就職しようとしても、新卒経験やキャリアがなく30を超えると新たに正社員雇用されるのはなかなか厳しいのが現実です。それを考えると、しっかり正社員として働きながらうまく時間を使って音楽活動を行う、というのが将来的に最も賢い選択の一つだと思います。

本気のバンドマンこそインフラエンジニアになろう!

パソコンを触る従業員
パソコンを触る従業員

正社員といっても、当然職種によってはバンドマンと両立するのに向いていないものもあります。例えば証券マンなどはノルマもきつく、お客さんと直接対面する仕事のため身なりが自由にできない仕事のため、バンドマンにお勧めできる職業ではありません。

私がおすすめするのは、ずばりインフラエンジニアです。

インフラエンジニアって

サーバーを管理する
サーバーを管理する

「システムエンジニア(SE)なら聞いたことがあるけど、インフラエンジニアって?」と思う方も多いかもしれません。

インフラエンジニアとは、サーバーやネットワークの設計や管理または運用を行っていく仕事です。インフラとはinfrastructureのことで基盤や基礎や下部構造などの意味を持ち、インフラだけで使われると一般的には道路や鉄道などの交通手段、電気水道ガスなど生活の基盤となるものことを言いますが、ここでいうインフラはIT産業におけるインフラのことなので、ネットやサーバーなどなのです。

サーバーとネットワークの両方を扱うインフラエンジニアもいますが、基本的にはサーバーかネットワークそれぞれを専門に扱うことが多く、サーバーを扱うのがサーバーエンジニア、ネットワークを扱うのがネットワークエンジニアです。

サーバーエンジニアはサーバーの設計、構築、運用を主な業務としています。近年ではクラウドサービスが発展したので企業が自社サーバーを持つ場合ばかりではないので、サーバーだけではなくクラウドのスキルや知識も必要になります。

ネットワークエンジニアの仕事はネットワークの設計、構築、運用が仕事になります。単にネットワークをつなぐだけではなく、効率や予算や安全性を考えたうえでもっと理想的なネットワークを構築することが求められます

どうしてバンドマンにお勧めなの?

なぜバンドマンにこのネットワークエンジニアがおすすめなのでしょうか。理由は主に2つあり、

  • 「直接クライアントと対面する業務でないため、身なりの自由がききやすい」
  • 「エンジニアの職務内容は音楽活動をしていくうえで役に立つことがある」

という理由です。

1つめの理由に関してはシステムエンジニアに限りませんが、こういった技術職、しかもシステム系となるとクライアントとやり取りするのは営業となるため、エンジニア自身がクライアントと対面することはほとんどありません。そのため髪色や髪形など、バンドをやっていくうえでできれば自由にしたい部分も比較的自由にすることができます

2つ目の理由に関しては、今やバンドマンとパソコンは切っても切れない関係です。音源の編集からSNSの管理運営、ネット上でのプロモーションなど仕事で得たパソコンスキルを活かせる場面は非常に多いと思います。

またインフラ構築の知識を持っているとレコーディングエンジニアやPAなど音楽関係のシステム周りの仕事に就きたくなったときに大きくプラスに働きます。こういった点からインフラエンジニアで働くことは、音楽活動をしていくうえで自身の利点となる可能性を秘めているためオススメなのです。

心置きなく音楽に打ち込むために

いかがでしたでしょうか。今回はバンドマンと仕事、システムエンジニアについてでした。

音楽と仕事を両立させるにあたって、どういった会社を選ぶかはもちろんのこと、どういった仕事を選びどう働くかをしっかり考えることが重要です

思う存分音楽活動を行うためにも、よりよい仕事の仕方を選ぶうえでの参考になれば幸いです。

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