インディーズバンドにクラウドファンディングを活用してほしい理由

インディーズバンドにクラウドファンディングを活用してほしい理由

クラウドファンディングとは

コロナ禍において「クラウドファンディング」という言葉はよく耳にし、中にはコロナ禍で苦境にたたされたライブハウスやイベント会社や飲食店にお金を支援した人も多いのではないでしょうか?

クラウドファンディングとは日本語に直訳するとクラウド(群衆)、ファンディング(調達)と、多くの支援者からから資金調達する手段やサービスの事を指します。
バンドなどミュージシャンで例えると、ファンや周囲の人達から音楽活動費を支援として資金調達する仕組みです。

失敗するプロジェクト

プロジェクトを失敗して落ち込む人
プロジェクトを失敗して落ち込む人

クラウドファンディングによくある勘違いとして、プロジェクトを作成し人気のクラウドファンディングサービス「CAMPFIRE」や「Makuake」などにプロジェクトを掲載すれば放置しておいても支援してもらえるというプロジェクト起案者が大勢います。※場合により売れるプロジェクトもあります。

あなたが支援者の立場になって考えてみると、全く知らないお店にお金を支援するでしょうか?

99%の人が全く知らないお店には支援しないと思います。
お店に支援する人は、お店の常連さんや同じ商店街の仲間たちや卸業者や店員さんの家族や親戚です。つまり、いつも陰ながら支えてくれている周囲の人達です。

音楽とクラウドファンディング

ミュージシャンにはこういった方(いつもライブに参加してくれるファンや音楽仲間。そして陰で支えてくれている家族や友達)が多いのではないでしょうか?

しっかり活動をしてファンがついてるミュージシャンの場合、クラウドファンディングでプロジェクトを公開して、しっかりとSNSなどで発信すれば成功確率は高いはずです。また、ライブなどでもしっかり発信することで新しい支援者も見つかるでしょう。

ミュージシャンの音楽活動にとってクラウドファンディングはすごく相性のいい手段だと思います。

音源やMVなどの制作費

Music Video撮影現場の風景
Music Video撮影現場の風景

音源、MVの制作にはまとまった資金が必要になります。この制作費を捻出するため事務所に所属していない多くのミュージシャンはアルバイトをしたり、大事にしていた貯金などを切り崩したりしています。

果たして、視聴者やファンの方々はそれを望んでいるでしょうか?

ファンの多くは少しでも早く、少しでもクオリティの高い音源やMVを期待して待ってくれていると思います。
そして、ファンの方々は必ず買ってくれるでしょう。

クラウドファンディングを利用する事で音源などの制作費は、頑張ってアルバイトで稼いだお金を使う事なく調達する事ができるのではないでしょうか?
アルバイトの時間を減らして、曲作りなどに時間を充てる事もできますし、スタジオなどで曲のアレンジやリハーサルも可能です。

ファン(支援者)と共に創る大切さ

ライブで熱狂するファンたち
ライブで熱狂するファンたち

ファンの方々は音源やMVの制作に携われる事でさらに喜びを感じてくれたりしないでしょうか?
レコ発でツアーをし、全国まわって帰ってきた地元のライブハウスのファイナルは、普段のライブでは考えられないほどに盛り上がりをみせた経験はないでしょうか?

レコ発という音源制作から全国行脚というプロジェクトをバンドメンバーだけではなく、ファンも一体になって成功させているという達成感からくる盛り上がりだと私は考えます。

このようなプロジェクトをクラウドファンディングで企画することでファンと共に創るという一体感を演出することができると思います。

例えば、CDジャケットやホームページに名前を掲載したり、レコーディングやMVに参加できるなど、ファンの方々が喜んでくれそうなお返しはたくさん浮かびます。

インディーズバンドだからこそ

メジャーで活躍するバンドやミュージシャンにもクラウドファンディングはおすすめですが、あえてインディーズバンドに向けて書きました。

メジャーレーベルや有名な事務所に所属すると、それなりに大人のチカラが発揮され、音源やMVの費用などはクラウドファンディングをしなくても用意が可能、ミュージシャンは音楽に専念する時間を与えてもらえます。
インディーズバンドの場合、ミュージシャンの顔とはべつにアルバイトなどで金銭を稼いでる人がほとんどではないでしょうか?

クラウドファンディングを使うことで、いまよりもっと音楽活動に専念し音楽に向き合い素晴らしい楽曲を世の中に出してもらいたいと思います。

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